[かのかり妄想] レンカノ香織と元カノ

私は、七海麻美。「香織」という名でレンタル彼女をしている。私は、人気No1レンカノを目指している。ライバルは水原千鶴さんだ。が、私はあいつのことを内心ちづこと呼んでいる。私はちづこのことが好きではない。

さて、私はそのライバルに勝つべく、常に、事前準備を万全にしてレンタル彼女に臨んでいる。予約したお客さんとのLINEでのやりとりや その人のTwitterのアカウントを見て、その人の好みやタイプを事前に把握し、お客さんが望むようなタイプの彼女を演じている。甘えん坊、小悪魔系、クール系、ツンデレ系、どんな女性を求めているのか把握し、それに合わせた彼女モードでデートする。今回はどんなお客さんなのだろうか。

今回のお客さんは、木ノ下和也。私の元カレなのだが、今はちづこの常連だ。どういうこと?和君がどうして私をレンタルするの?ちずこからの刺客?警戒しつつも、気持ちを切り替えて、お客さんに挨拶。「あなたが木ノ下和也さん?ハロー。私、香織っ」と軽く手を振って、挨拶する。和君は、私のこと気づいた上でレンタルしているのだろうか?

和也「こんにちは。香織さん…。って麻美ちゃん? 香織さんは麻美ちゃん? ゑ!?」

和君は頭の中が『???』状態になっているようだ。私がレンカノって知らずにレンタルしたってこと?どういうこと?🤔

私「和君、今日はどうして私をレンタルしようって思ったの?」

和也「水原が、香織さんってレンカノが好評で、レンタルすると元気になるって評判だから一度レンタルしてみたらどうかって勧めてくれたんだ」

私「へー、そうだったんだ。私が相手で驚いた?」

和也「すっげー驚いた。水原はどうして麻美ちゃんだって言ってくれなかったんだ」

私「事務所では直接会うことないから、気付いてないのかも。へぇ、千鶴さんが私を勧めたんだ。」

 

ちづこ、一体どういうつもり? 和君使って探り入れてるの?あいつは油断ならない。

私「ねぇ、和君。香織が私だってことは千鶴さんには言わないで? お、ね、が、い 私たち二人だけの約束ね」

和君はどぎまぎしながらも、約束してくれた。和君とはモールでウインドウショッピングして、そこのレストランで食事してデートを終えた。「バイバイ。またね」と軽く手を振って別れた。

帰宅。Twitterの「沼」アカウントに今日の感想をツイート。

「どうして和君が。もう恋なんてしないって決めたのに…。和君とデートすることになるなんて…。胸のあたりがなんだかズキズキする。どうして??」

「ちづこ何者?あいつは油断ならない」

「香織の正体が私ってちづこにバレたらヤバい。否、きっと和君なら約束は守ってくれるから大丈夫。」

「ちづこ。和君のことてのひらで転がして楽しんでるの? 許せない、あの陰キャ」

と沼ツイート。鍵アカだから誰にも見られることはない😏

さて、沼ツイートしたところで…。明日からまたレンタル彼女頑張ろう♪それにしても、ちづこには油断ならない。明日からは気を引き締めて頑張ろう。さて、次のターゲットは どんなタイプの女性が好みかな?😏

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