[かのかり妄想] SUMI
私は、桜沢墨。私はもともと、人と話したりするのが苦手だった。私はそんな自分があまり好きではなかった。私はもともと女の子向けの特撮アニメが好きで、「あんな風に輝ける女の子になりたい」、「みんなに元気を与えられるような女性になりたい」と思い、アイドルを目指していた。でも人前で歌ったりするのは怖い。そんな自分を変えようと、レンタル彼女も始めたけれど、なかなか変えることができなかった。でも、ある人との出会いが、自分を変えてくれた。その人の名前は、レンカノ事務所の同僚 水原千鶴さんと木ノ下和也君。千鶴さんはとても強い女性で、私のあこがれの女性だ。「私もあんな風になりたい」と思った。憧れの千鶴さんの紹介で客カレとして来たのが和也君だった。
千鶴さんからの「そんな墨ちゃんを好きって言ってくれるお客さんは 必ずいる」
和也君からの「優しいコが レンカノに向いてないわけねーよ!」
二人のこの言葉に私は救われた。人前で話すのが苦手でも、必要としてくれる人がいる。
私は発想を換え、人前に出なくてもアイドル活動できる方法を考えた。それは、VTuberだ。アバターを使い、自分の声で歌を発信する。批判的なコメントもあるかもしれない。でも、私の歌を聞いて元気になってくれる人、必要としてくれる人がいるならそれでいい。最初は、好きなアニメのカバー曲から始めた。なかなか好意的なコメントをもらえないけれど、あきらめたくない。そこで、今度は自分で作詞作曲することにした。詩を書くのは苦手ではないし、ピアノを習っていたので、作曲もできる。曲名と歌詞は習字し、アバターを使って それも見せたりしながら、自分の歌を歌う。最初に提供した歌は「桜 Selfish」だ。「いろいろ食べたい」そんな気持ちを歌にした。
「SUMIちゃんかわいい」「SUMIちゃんさいこー」「SUMIちゃんあざとかわいい。でもそこがいい」「私も食べたくなった」「SUMIちゃんの歌聞いて元気出た」「SUMIちゃんありがとー」
否定的なコメントもあったけど、「私の歌で元気になった人がいる」「私を必要としてくれる人がいる」。そう思ったら、すごくうれしくて、やる気が出てきた。否定的なコメントなんて関係ない。私を応援してくれる人、私を必要としてくれる人たちがいる。その最初の人は水原千鶴さんと木ノ下和也君だ。この二人には、すごく感謝している。私の夢を叶えるきっかけになった人、私の恩人だ。
私ま今、VTuber SUMIとして活動している。チャンネル登録者は数十万人を超える。こんなに多くの人が私を必要としてくれている。私の歌で元気になっているんだ。
これからもVTuber SUMIは活躍する。
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